ファインチューンエンジンE.C.U.及びACD E.C.U.について説明させていただきます。
CZ4A(エボ10)
エボ10に関しましては、吸排気系の純正部品が非常によくできているので
CT9A以前の車のように吸排気系のパーツを交換していなくても
ECU書換えのみで性能の向上が可能です。
ただしTC-SST車は、ブースト立上り部分を良くしすぎてしまうと
クラッチが滑りSSTの油温の上昇が激しくなる場合があるので、
5速マニュアル車に比べ大きく上げすぎないようにしています。
CT9A以前に比べると純正ECUで制御している部分も多く、そしてECUである程度パワーを
抑えているところもありますので、書換えをすることにより性能の向上が可能です。
エボ10ではECU書換えが、一番コストパフォーマンスよく性能向上が見込めます。
CT9A&CT9W(MIVEC搭載車)
エボ9-9MRとエボワゴンGT(マニュアル車)のMIVEC搭載車もECUのみの調整でも性能の向上が可能です。
MIVEC搭載車は、非搭載車に比べて書換えでレスポンスに大きな違いが出て、より効果的です。
もちろん吸排気系を交換した車は、より向上が見込めレスポンスの向上や高回転での
ブーストのタレの改善が見込めます。
CP9A&CT9A(MIVEC非搭載車)
エボ5-8MRとエボワゴンGT-Aは、ある程度吸排気系を交換した後の書換えの方が
性能の向上が見込めます。
高回転のブーストのタレを抑えたり中間域のレスポンスの向上が見込めます。
ACD E.C.U.
CT9A&CT9W全車
基本的に純正データでは誰もが安定して走れるように、ほとんどACDの拘束力大きく変化させることはありません。
この為、サーキット走行において早めにアクセルを開けたときに
アンダーステアになったり、ターンイン時のアンダーステアを感じる場合があります。
これを改善する為、適度に拘束力を調整し、また弱めるタイミングを調整します。
書き換えることにより速く走れるというよりも純正データではアンダーステアとなり
気持ちよく走れない方やより曲がりやすいデータに合わせた走り方ができる方におすすめです。
AYC装着車は、AYCへトルクを送らないとしっかりと作動しない為、AYC非装着車に比べて、より拘束力を残す方向でセッティングしAYCをしっかり効かせてより曲がるように変更をしています。
AYC非装着車は、ACDのみが関係する為、基本純正よりも大きく拘束力を変化させるように変更を行います。
今よりもターンインを良くしたいとか、早くアクセルを開けてもアンダーステアが出ない方向にとか、お客様が今感じているところを改善できるように調整させていただきます。
この為、ご相談の上お客様に合わせて書換えを行っています。